南方ルート　ネパール

【ネパールの仏塔】 　ネパールの仏塔はインド系のサンチー塔などとよく似た仏舎利を胎蔵し、平頭部に目が描かれたストゥーパ型式塔である。 　また、ネパール・バドガオン市のニャタポラ寺院には「日本の塔」に似た5層の仏塔形式、カトマンズの王宮には円形の五層塔、王宮前には六角三層塔の仏塔形式が見られるが、これらは各層の軸部(平面）は煉瓦で、木造の添え木で各層の屋根を支え、頂部に小仏塔を乗せた仏塔形式建造物。パタンにはインド・ブッダガヤ大塔を模して建てられたマハーブッダ大塔など仏塔建造物がみられる。 ちなみにパタンに多く見られる2･3･5層屋根の日本仏塔に似たパゴダ様式の宗教建築物は、小仏塔をのせた仏教系も在るものの、大半がヒンズー教の祠堂建築で「仏塔」ではない。

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